Firefox 81 for developers

このページでは、開発者に影響する Firefox 81 の変更点をまとめています。Firefox 81 は 2020 年 9 月 22 日にリリースされました。

ウェブ開発者向けの変更点一覧

開発者ツール

HTML

  • サンドボックス化された <iframe> 要素で、自動ダウンロードをブロックするようになりました (Firefox バグ 1558394)。

廃止

  • 非標準の mozallowfullscreen 属性を、<iframe> から削除しました。代わりに allow="fullscreen" を検討してください (Firefox バグ 1657599)。

CSS

廃止

JavaScript

変更なし。

HTTP

  • Firefox で、空白を含むクォートされていないファイル名を持つ非標準の Content-Disposition ヘッダーを受け入れるようになりました (Firefox バグ 1440677)。
  • Firefox で HTTP Feature-Policy ヘッダーの web-share ディレクティブをサポートしました。これは、Web Share API へのアクセスを信頼されたオリジンに制限するために使用できます。現時点で Firefox は Web Share API 自体をサポートしていないことに注意してください (Firefox バグ 1653199)。

API

ゲームパッド

  • ゲームパッドのジョイスティックがアクティブになるしきい値を上げました。これにより、アイドル時に小さな軸の値を送信するコントローラーや、ごく小さな打撃によって意図せずゲームパッドがアクティブになる可能性を減らします。(Firefox バグ 1539178)

Workers/Service workers

  • worker や shared worker のスクリプトで、厳格な MIME タイプの確認を強制するようになりました。すなわち Worker()SharedWorker() コンストラクターの対象になるスクリプトは text/javascript で提供しなければなりません (Firefox バグ 1523706)。

WebDriver conformance (Marionette)

  • setWindowRect 機能の既定値が、すべてのデスクトップアプリケーション (Thunderbird を含む) で true に、Android の GeckoView で false になりました (Firefox バグ 1650872)。
  • 以下のコマンドで Fission をサポートしました: WebDriver:SwitchToFrameWebDriver:SwitchToParentFrameWebDriver:GetCurrentURL。すべての Fission 互換コマンドは、marionette.actors.enabledtrue に設定されている場合に限って利用できます。
  • 新しいウィンドウを開いた後、ブラウジングコンテキストの監視が破損する問題を修正しました (Firefox バグ 1661495)。
  • WebDriver:SwitchToWindow が失敗したとき、統一された NoSuchWindowError が常に返るようになりました (Firefox バグ 1663429)。

廃止

  • WebDriver 仕様書に含まれておらず、またすでに使用されていない WebDriver:GetActiveFrame を削除しました (Firefox バグ 1659502)。

アドオン開発者向けの変更点

過去のバージョン