HTMLElement

HTMLElement インターフェイスは、任意の HTML 要素を表します。要素によってはこのインターフェイスで直接実装されていたり、これを継承したインターフェイスを通して実装されていたりします。

EventTarget Node Element HTMLElement

インスタンスプロパティ

親である Element からプロパティを継承しています。

HTMLElement.accessKey

要素に割り当てられたアクセスキーを表す文字列です。

HTMLElement.accessKeyLabel 読取専用

要素に割り当てられたアクセスキーを含む文字列を返します。

HTMLElement.attributeStyleMap 読取専用

StylePropertyMap で、その要素の style 属性の宣言を表します。

HTMLElement.contentEditable

文字列で、 true の場合は要素が編集可能、false の場合は編集不可であることを表します。

HTMLElement.isContentEditable 読取専用

論理値で、要素のコンテンツが編集可能か否かを示します。

HTMLElement.dataset 読取専用

DOMStringMap で、スクリプトが読み書きできる要素のカスタムデータ属性 (data-*) を表します。

HTMLElement.dir

文字列で、要素の書字方向を表す dir グローバル属性を反映します。利用可能な値は、"ltr" および "rtl""auto" です。

HTMLElement.draggable (en-US)

論理値で、要素がドラッグ可能かどうかを示します。

HTMLElement.enterKeyHint

文字列で、仮想キーボードの Enter キーに表示するアクションラベル(またはアイコン)を定義します。

HTMLElement.hidden

文字列または論理値で、この要素の hidden 属性の値を反映します。

HTMLElement.inert

論理値で、ユーザー操作イベント、ページ内テキスト検索(「ページ内を検索」)、テキストの選択において、ユーザーエージェントが指定したノードがないかのように動作するかどうかを示します。

HTMLElement.innerText

このノードやその子孫において、表示されるテキストの内容を表します。 ゲッターとしては、カーソルで要素の内容を選択しクリップボードにコピーした際のテキストに近いものを取得することができます。 セッターとしては、この要素の子要素を指定された値で置き換え、すべての改行を <br> 要素に変換します。

HTMLElement.inputMode

文字列で、この要素の inputmode 属性の値を反映します。

HTMLElement.popover Experimental

JavaScript から要素のポップオーバー状態を取得・設定し("auto"または"manual")、機能検出のために使用することもできます。グローバル HTML 属性 popover の値を反映します。

HTMLElement.lang

文字列で、要素の属性およびテキスト、要素のコンテンツの言語を表します。

HTMLElement.noModule

論理値で、モジュールスクリプトに対応しているユーザーエージェントでインポートしたスクリプトが実行されるかどうかを示します。

HTMLElement.nonce

指定されたフェッチが実行を許可されるかどうかを判断するためにコンテンツセキュリティポリシーが使用する、一度だけ使用される暗号学的な数値を返します。

HTMLElement.offsetHeight 読取専用

double 値で、レイアウトに対して相対的な要素の高さを返します。

HTMLElement.offsetLeft 読取専用

double 値で、この要素の左境界線からその offsetParent の左境界線までの距離を返します。

HTMLElement.offsetParent 読取専用

Element で、すべてのオフセット計算が現在計算されている要素を返します。

HTMLElement.offsetTop 読取専用

double 値で、要素の上境界線からその offsetParent の上境界線までの距離を返します。

HTMLElement.offsetWidth 読取専用

double 値で、レイアウトに対して相対的な要素の幅を返します。

HTMLElement.outerText

ノードとその子孫の表示されるテキストコンテンツを表します。 ゲッターとしては HTMLElement.innerText と同じです(要素とその子孫の表示されるテキストの内容を表します)。 セッターとしては、選択されたノードとその内容を指定された値で置き換え、改行を <br> 要素に変換します。

HTMLElement.properties Experimental 読取専用

HTMLPropertiesCollection を返します…

HTMLElement.spellcheck (en-US)

論理値で、スペルチェック を制御します。これはすべての HTML 要素に提供されていますが、すべての要素に効果があるとは限りません。

HTMLElement.style

CSSStyleDeclaration で、この要素の style 属性の宣言を表します。

HTMLElement.tabIndex

long 値で、タブ順内の要素の位置を表します。

HTMLElement.title

文字列で、マウスポインターを要素に当てた時に現れるポップアップボックスのテキストを表します。

HTMLElement.translate (en-US)

論理値で、翻訳を行うかどうかを表します。

インスタンスメソッド

親である Element からメソッドを継承しています。

HTMLElement.attachInternals()

ElementInternals オブジェクトを返し、カスタム要素を HTML フォームに参加できるようにします。

HTMLElement.blur()

現在フォーカスされている要素からキーボードフォーカスを外します。

HTMLElement.click()

要素にマウスクリックイベントを送信します。

HTMLElement.focus()

要素に現在のキーボードフォーカスを当てます。

HTMLElement.hidePopover() Experimental

ポップオーバー要素を最上位レイヤーから取り除き、display: none でスタイル設定することで、ポップオーバー要素を非表示にします。

HTMLElement.showPopover() Experimental

ポップオーバー要素を最上位レイヤーに追加し、display: none; スタイル設定を削除することで、ポップオーバー要素を表示します。

HTMLElement.togglePopover() Experimental

ポップオーバー要素を非表示状態と表示状態を切り替えます。

イベント

これらのイベントを待ち受けするには addEventListener() を用いるか、イベントリスナーをこのインターフェイスの onイベント名 プロパティに代入するかしてください。

copy

ユーザーがブラウザーのユーザーインターフェイスを通じてコピー操作を開始したときに発生します。

cut

ユーザーがブラウザーのユーザーインターフェイスから切り取り操作を開始したときに発生します。

paste

ユーザーがブラウザーのユーザーインターフェイスを通じて貼り付け操作を開始したときに発生します。

invalid

制約の検証で、要素が制約を満たさなかった場合に発行されます。

beforetoggle

要素がポップオーバーの場合、非表示になる前、または表示される前に発行されます。

toggle

要素がポップオーバーの場合、非表示になった後、または表示された後に発行されます。

アニメーションイベント

animationcancel

アニメーションが予期せず中断されたときに発行されます。

animationend

アニメーションが正常に完了したときに発行されます。

animationiteration

アニメーションが 1 回分完了したときに発行されます。

animationstart

アニメーションが開始されたときに発行されます。

入力イベント

beforeinput

<input>, <select>, <textarea> のいずれかの要素が変更される前に発行されます。

input

<input>, <select>, <textarea> のいずれかの要素の value が変更されたときに発行されます。

change

<input>, <select>, <textarea> のいずれかの要素の value が変更され、ユーザーが確定したときに発行されます。input イベントとは異なり、change イベントは要素の value が変更されるたびに発行されるわけではありません。

ポインターイベント

gotpointercapture

setPointerCapture() を用いて要素がポインターをキャプチャしたときに発行されます。

lostpointercapture

キャプチャされたポインターが解放されたときに発行されます。

pointercancel

ポインターイベントがキャンセルされたときに発行されます。

pointerdown

ポインターがアクティブになったときに発行されます。

pointerenter

ポインターが要素またはその子孫の一つのヒットテスト境界に入ったときに発行されます。

pointerleave

ポインターが要素のヒットテスト境界から出たときに発行されます。

pointermove

ポインターの座標が変化したときに発行されます。

pointerout

ポインターが要素のヒットテスト境界を (他の理由で) 出たときに発行されます。

pointerover

ポインターが要素のヒットテスト境界に入ったときに発行されます。

pointerup

ポインターがアクティブではなくなったときに発行されます。

トランジションイベント

transitioncancel

CSS トランジションがキャンセルされたときに発行されます。

transitionend

CSS トランジションが完了したときに発行されます。

transitionrun

CSS トランジションが最初に作成されたときに発行されます。

transitionstart

CSS トランジションが実際に開始されたときに発行されます。

仕様書

Specification
HTML Standard
# htmlelement

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

関連情報