Firefox 91 for developers

このページでは、開発者に影響する Firefox 91 の変更点をまとめています。Firefox 91 は 2021 年 8 月 10 日にリリースされました。

メモ: Mozilla Hacks の Hopping on Firefox 91 もご覧ください。

ウェブ開発者向けの変更点一覧

HTML

変更なし。

CSS

  • pad ディスクリプターが負符号を扱う方法を修正しました (Firefox バグ 1714445)。
  • -moz-tab-size プロパティの接頭辞を削除して、標準化された tab-size にしました。また、接頭辞つきのプロパティを別名として維持します (Firefox バグ 737785)。

廃止

  • 非標準の -moz-outline-radius プロパティを削除しました (Firefox バグ 1715984)。このプロパティは Firefox 88 からウェブ開発者が使用できず、このバージョンで完全に廃止しました。

JavaScript

  • Intl.DateTimeFormat.prototype.formatRange() および Intl.DateTimeFormat.prototype.formatRangeToParts() を、Release ビルドでサポートしました。formatRange() メソッドは、2 つの Date オブジェクトの間の期間をローカライズおよび整形した文字列で返します (例: "21/01/05 – 21/01/10")。formatRangeToParts() メソッドは、整形された期間のロケール固有の部品を持つ配列を返します (Firefox バグ 1653024)。
  • Intl.DateTimeFormat() コンストラクター が、タイムゾーンの表示方法を整形するための timeZoneName オプションを新たに 4 種類受け入れるようになりました。これにはローカライズされた GMT 形式の shortOffset および longOffset と、一般的な非ロケーション形式の shortGeneric および longGeneric が含まれます (Firefox バグ 1653024)。
  • Error() コンストラクター が、option 引数の値として cause をとれるようになりました。これはコードがエラーをキャッチして、元のエラーやスタックトレースを持つ新たなバージョン、または変更したバージョンのエラーを発生させることができます (Firefox バグ 1679653)。

HTTP

API

DOM

WebDriver conformance (Marionette)

  • ポップアップウィンドウで開いたユーザープロンプトで、WebDriver:AcceptAlert および WebDriver:DismissAlert コマンドがハングアップを起こす不具合を修正しました (Firefox バグ 1721982)。
  • webSocketUrl 特性の不適切な取り扱いを修正しました。webSocketUrl が未サポートでしたが true を返していました (Firefox バグ 1713775)。

過去のバージョン