Firefox 107 for developers

このページでは、開発者に影響する Firefox 107 の変更点をまとめています。Firefox 107 は、2022 年 11 月 15 日にリリースされました。

ウェブ開発者向けの変更点一覧

HTML

変更なし。

MathML

  • <ms> MathML 要素で、独自の始めと終わりの引用符を示すための非推奨属性であった lquote および rquote 属性を無効にしました。 この動作は mathml.ms_lquote_rquote_attributes.disabled で設定しており、既定値を true にしました (Firefox バグ 1793387)。

CSS

JavaScript

変更なし。

API

廃止

WebDriver conformance (WebDriver BiDi, Marionette)

WebDriver BiDi

  • script.evaluatescript.callFunctionscript.disown コマンドの target 引数でレルムをサポートしました (Firefox バグ 1779231)。
  • WeakMapUint8Array など、コンテナー型の値フィールドを持つ複雑なオブジェクトの JSON シリアライズをサポートしました (Firefox バグ 1770754)。
  • browsingContext.create コマンドの context 引数をサポートしました。既存のタブに関連する新しいタブを開くことができます (Firefox バグ 1765619)。
  • wait 引数を none に設定して browsingContext.navigate コマンドを呼び出したときの信頼性が向上しました (Firefox バグ 1763109)。

Marionette

  • WebDriver:ElementSendKeys コマンドが、要素にフォーカスがあたっていない場合に限ってキャレットを設定するようになりました (Firefox バグ 1791736)。
  • WebDriver:PerformAction コマンドを、pointerMove および wheel アクションのさまざまな引数で undefined を値として受け入れないように更新しました (Firefox バグ 1781066)。
  • Selenium Atoms を、最近の WebDriver 仕様書の変更点に合わせて更新しました (Firefox バグ 1771942)。

アドオン開発者向けの変更点一覧

廃止

その他

  • scripting.executeScript でエラーが発生したときに返される error プロパティが、メッセージプロパティを持つオブジェクトだけでなく、スクリプトがスローしたり拒否拒否したりした任意の値を表すようになりました (Firefox バグ 1740608)。

過去のバージョン