Firefox 118 for developers

• <search> 要素をサポートしました。<search> 要素は、検索やフィルタリング操作に使用するすべての要素を包含する役割を持つグループ要素です (Firefox bug 1824121)。

• font-synthesis-position プロパティと、font-synthesis ショートハンドプロパティの値 position をサポートしました。これらは font-variant-position を使用しているときに、上付き文字や下付き文字のグリフを持たないフォントでそれらを無効にすることができます (Firefox bug 1849010)。
• 以下の CSS 数学関数 をサポートしました: abs()、sign()、round()、mod()、rem()、pow()、sqrt()、hypot()、log()、exp() (Firefox bug 1814589)。
• CSS font-size-adjust プロパティの新しいキーワード from-font で、最初に使用可能なフォントから望まれた <font-metric> を取得できるようになりました (Firefox bug 1708240)。
• CSS の transform-box プロパティで、値 content-box および stroke-box をサポートしました。値 content-box は コンテンツボックス を参照ボックスとして使用します。また、値 stroke-box は SVG の図形を包含するストロークのバウンディングボックスを参照ボックスとして使用します (Firefox bug 1819464)。
• CSS font-size-adjust プロパティで、最初に使用可能なフォントから望まれた <font-metric> を取得できるキーワード from-font をサポートしました (Firefox bug 1708240)。

変更なし。

• HTTP Permissions-Policy ヘッダーの publickey-credentials-get ディレクティブをサポートしました。これはクロスオリジンのインラインフレームで、公開鍵証明書を取得するために Web Authentication API インターフェイスを使用可能にします (Firefox bug 1460986)。

• <semantics> および <maction> 要素が、デフォルトで最初の子要素のみ表示するようになりました。設定項目 mathml.legacy_maction_and_semantics_implementations.disabled を削除しました (Firefox bug 1788223)。
• mathvariant で、normal を除くすべての値が非推奨になりました。また、この属性を使う要素が <mi> に限定されました (Firefox bug 1845461)。

変更なし。

変更なし。

• Windows の ⊞ Windows ロゴ キーおよび macOS の Command キーについて、KeyboardEvent.key が値 "OS" ではなく "Meta" を、KeyboardEvent.code が値 OSLeft/OSRight ではなく MetaLeft/MetaRight を返すようになりました (Firefox bug 1232918)。
• RTCRtpTransceiver.currentDirection および RTCRtpTransceiver.direction プロパティで、トランシーバーが停止したかを示す値 "stopped" をサポートしました。これは、非推奨の RTCRtpTransceiver.stopped プロパティに代わって使用するべきです (Firefox bug 1568296)。
• RTCPeerConnection.getTransceivers() が返す配列で、停止したトランシーバーを除外するようになりました。同様に RTCPeerConnection.getReceivers() および RTCPeerConnection.getSenders() が、停止したトランシーバーに関連づけられたレシーバーおよびセンダーを除外します (Firefox bug 1568296)。
• TextMetrics.emHeightDescent および TextMetrics.emHeightAscent プロパティをサポートしました (Firefox bug 1841692)。

一般

• WebDriver BiDi および Marionette で、返されたユーザープロンプトの文字列が空になる現象を引き起こす Android の内部競合を修正しました (Firefox bug 1848167)。
• Marionette の WebDriver:PerformActions コマンドおよび WebDriver BiDi の browsingContext.performActions コマンドで、高解像度ディスプレイが接続された環境で wheel 入力ソースによるスクロールが失敗する問題を修正しました (Firefox bug 1849229)。

WebDriver BiDi

• ユーザーが指定したバックグラウンドのタブをフォアグラウンドに移動できるコマンド browsingContext.activate を追加しました (Firefox bug 1841004)。
• 表示された alert、confirm または prompt 型のユーザープロンプトを受け入れるか拒否できるコマンド browsingContext.handleUserPrompt を追加しました (Firefox bug 1824197)。
• alert、confirm または prompt 型のユーザープロンプトが開いたときに発生するイベント browsingContext.userPromptOpened を追加しました (Firefox bug 1824224)。
• event メッセージまたはコマンドの成功状態を識別するためにクライアントへ返される JSON ペイロードに、type フィールドを追加しました。これは success または error のいずれかになります (Firefox bug 1844009)。

Marionette

• すべての Web Authentication 拡張機能コマンド をサポートしました。これは、ユーザーが公開鍵暗号の資格情報で自身を認証できるようにします (Firefox bug 1846574)。

• Manifest V3 拡張機能向けの、action、options_ui、page_action、sidebar_action マニフェストキーにおける browser_style のサポートを廃止しました (Firefox bug 1830711)。Manifest V3 拡張機能で browser_style から移行するための情報について、詳しくは Browser Styles' Manifest v3 migration をご覧ください。